以前まではテキスト広告が主体でしたが、最近のウェブ広告は画像広告が多くを占めるようになってきました。さらに、画像の高画質化や動画広告の配信など、よりリッチな形でのウェブ広告が多くなってきています。
その一方で、画像の高画質化が進めば進むほど、ウェブサイトの表示速度は遅くなっていきます。年々、サイトのダウンロードサイズが増大してきており、最近の標準でいえば、8,000kib程度に達するウェブページも珍しくはありません。
そのため、ウェブ広告のリッチ化とサイト高速化は反比例しますが、この調和をはかるために出てきた指標がウェブバイタルとぼくは考えています。
サイト運営者にとってみれば、いくらウェブバイタルに配慮していても、ウェブ広告で300KBなどの容量の大きな画像が使用されると表示が重くなり、SEO対策上のデメリットが生じてしまいます。
結果として、広告掲載が敬遠される可能性もあるため、広告担当者もウェブバイタルについての配慮をする必要があります。
可能であれば、無駄に高画質な画像広告は使用せず、できるだけ圧縮して容量を削減してから配信するとよいでしょう。